調査で活躍、覆面調査員
市場調査で活躍する覆面調査員とはどのような仕事かというと、簡単に言うと買い物客等に扮して店内に入り、買い物をしながら普段の店員の態度やお店の状況や状態を基準や項目別にチェックしていくというものです。
主にスーパーやドラッグストアにレストラン、ファストフード店やエステといったお店を調査します。
ではこの覆面調査員による市場調査を導入するメリットは何かというと色々あります。
まず店側の目線ではなく、客側の目線で見るので改善点が見つかりやすいという点です。
また従業員もいつ調査員が現れるか分からないので、常に緊張感をもって勤務をする為、接客意識が高くなるというのもメリットです。
他にも近くの競合店との立ち位置が分かり、戦略を立てやすくなるというのも魅力の1つとして挙げられます。
一方デメリットもあります。調査会社によっては高額な費用が掛かる所もありますし、調査員の評価基準も違います。
それから調査レポートを見てみると、悪い点ばかりがかかれていてモチベーションが下がってしまうという点もデメリットです。
しかし全体的には客観的に店を見る事が出来るので、導入してみる価値ははあります。
市場調査の種類と内容及び調査員になるための方法について
市場調査の調査員の主な仕事には「販促調査」「価格調査」「商品開発調査」「満足度調査」の４種類があります。
基本的には顧客に直接確認するスタイルで、販促調査は数種類のカタログなどを用意してどれが購入意欲をかきたてるかを選んでもらう方法です。
価格調査は商品の説明をした上で、顧客が妥当と考える価格を確認します。
商品開発調査は新商品の開発に当たり顧客のニーズを聞き取るもので、不満や要望・改良点などを聞きだして商品の開発に役立てます。
満足度調査は実際に使ってみた感想を問うもので、評価や改善点を直接聞くことで今後の商品開発の参考とします。
従来はイベントや街頭でのヒアリングによるものがメインでしたが、最近ではインターネットを活用したアンケート形式も多くなっています。
市場調査員は自社で行っているケースもありますが、そのほとんどはアルバイトやパートが多いため、調査員として働きたい場合は派遣会社に登録するか求人誌で探すのがおすすめです。